私ゃ、だいたいドラフトは終わってから指名選手を追いかけるもんで、いつも事前の予備知識はないんやけど、たまたま今年はYouTubeで数名の選手をチェックしてみました。
ホンマに一握りの選手しか見てまへんが、ごくごく簡単に感想を述べてみたいと思います。
まず指名方針についてやけど、私の持論として上位は大学、社会人を中心に指名して、高校生は下位指名すべきと考えております。
その理由はまず、高校生は素材段階の選手が多く、指名の際にその素材を正しく見極めることができるかどうか、さらに指名後にその素材をうまく育成できるのかどうか、リスクが大きいからですわ。
(KKコンビや松坂並みの甲子園の大スターは、人気という付加価値を考慮して例外やけど)
実際にプロ入り後に結果を残しているのは、高卒より大卒・社会人出身やというデータを見たこともありますし、ある程度計算できる年長者を指名する方がリスクは少ないでしょうな。
また高卒の選手はプロ入り後の育成段階が長くなりがちであり、一軍半の存在でウロウロしてから主力になるケースが少なくありまへん。
ドラで言えば森野や平田なんかがこのパターンであり、主力を張る年数は短かったのにもうFAなんつーことになりかねまへん。
(ちなみにFAまでにマエケンは7回規定投球回数に達した一方、平田は規定打席数に達したのは3回のみ)
周平なんかも規定打席に2~3回到達したら、さっさとFAになってしまう可能性もありますわ。
昨年のドラ1・小笠原は、ある程度は高校段階で身体が出来上がってましたんで、指名には支障はなかったし、実際に戦力化も早かったんやけどね。
つーことで、今季の場合はとくに人材も豊富やということもありますんで、上位の初回入札では大学・社会人でええと思います。
そんで個人的に上位指名して欲しい人材は、平凡過ぎるチョイスやけど田中君と吉川君かなぁ。
大学生の投手は田中君、佐々木君、柳君と見たけど、やっぱり田中君が一番魅力的に見えました。
ただし戦力として佐々木君とはあまり差はないと感じており、田中君を選んだのはパワーピッチャーというスタイルの魅力からです。
エンジンの大きいガタイから放たれる剛球の魅力に加え、スター性も感じられますんで、狙い通りに勝ってくれるようになれば、彼は集客力のあるエースになってくれそうな気がします。
ドラの1位指名候補である柳君は、テークバックで右肩が下がって担ぎ気味に投げるのがどうにも気になります。
そのおかげで落差のあるカーブが投げられるわけやけど、ストレートは球離れが早くなりやすい投げ方なんで、安定して威力のあるボールは投げられない恐れを感じます(ドラの野村と同じやね)。
野手の方は吉川君がええなぁ。
あのダイナミックかつスピード感のある守備は読売の坂本に通じるものがあり、スター性抜群ですわ。
今のファンから見放されつつあるドラにとって、スター性というのは実に重要ですんで、そういうところも踏まえた指名をしてもらいたいね。
打撃はクロスステップのため、腰が回り切ってないように見えるのが気がかり。
崩されてトンチンカンなスイングをすることは少ないと思いますが、もっと強いスイングができると思います。
まぁ、今からアレコレ言っても、実際にドラが指名できる可能性は小さいでしょうから、州のつに指名された選手をチェックして一喜一憂したいですな。
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