関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2018/4/12 ○ vs 東京ヤクルトスワローズ 9-3

いや、ホンマに。
ええボール持ってるはずやのに、今一つボールが高いわ、ハートが弱いわ。
入団時からまったく伸びてない。
今季もこのままなら、ちょっと佐藤も首筋が涼しくなるで。
もう一回、二軍で鍛えなおしやね。

それにしても、開幕以外で借金ゼロなんて、いつ以来やろね(苦笑)。
まぁ、シーズンは長いし戦力の厚みがなけりゃ、夏場からズルズルと落ちていくんやけど、昨日も書いたようにチームの士気を上げるには、悪くない状態やないかと思いますわ。
とくに小笠原や笠原、柳の若手三本にある程度メドが立ち、新外国人のジーも計算できそうなんで、先発投手が試合を作ってる間に打線が援護するという好循環になってますな。
(ガルシアは球数を投げられないので、個人的にはまだ信頼してまへん)
そこにベテランの吉見が力を発揮して、若手を支えるような存在になりそうなんで、しばらくローテーションは機能するんやないかな。
驚きなのは、二軍で圧倒的な力を示してる大野雄を、まだ一度も使ってないということなのよね。
そろそろ奴は使ってやらんといかんと思うんやけど、代える投手が見当たらんという嬉しい悩み。
こういうそこそこ高いレベルの争いで、常にカードを二枚程度余らせるようなら、それが戦力の厚みが出てくるということです。
シーズン最後まで今のメンバーで戦えるとは思えまへんので、二軍の大野雄、鈴木翔太、若松あたりも、チャンスを待ちつつキバを研いでいてもらいたいね。

ずっとこの調子で打ってくれるなら、文句はないんやけどね。
現状ではアルモンテの打撃は、ドラ打線の大黒柱になってますわ。
右打席でも左打席でもロングヒットがあり、何よりヘッドが立って出てくるから差し込まれることが少ない。
チャンスでも非常に頼りになる奴のバットは、打撃だけならゲレーロを大きく上回るんやないやろか。
いずれ打てなくなることもあるでしょうし、守備でのマイナスが噴き出ることもあるでしょうから、うまく守備固めを使ってもらいたい。
とりあえず明日からも、奴に期待したいですな。

 

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2018/4/11 ○ vs 東京ヤクルトスワローズ 7-3

ドラはガルシアがだんだん怪しくなっていった一方で、ヤクルトはハフがドラ打線を寄せ付けない投球を続けてたんで、ちょっと勝ち目はなさそうやったのにねぇ。
まともにスイングすらさせてもらえんような、そんなイニングが続いてただけに、パーフェクトやられるんやないかと心配し始めたところやったんやけどね。
スワローズ野手の緩慢なプレーで、やっと一人走者を出せたと思ったら、セットからの投球になったハフが一気に崩れて大量得点。
野球ってホンマに分からんわ。
打線の方が初めて機能して、とりあえず3連勝。
あんだけ負けたのに、何と借金1まで減らしてきました。
正直なところ、個人的にはあんまり勝敗には拘ってないし、まだそれを語るのも早すぎると思うんやけど、弱いチームは最初に負けが込むとズルズルと落ちていくだけなんで、これからええ野球を見せてもらうためには悪くないと思います。
これからもええところを、たくさん見たいもんやね。

何と言うても今日は阿部やね。
ここしかないという決定機、しかも無死二三塁が福田、キノタクの凡退で二死となった微妙な雰囲気のなか、藤井や松井佑を差し置いて起用されましたが、見事に期待に応えて見せました。
解説の憲伸氏がしきりに「雰囲気がある」と言ってましたが、ファーストストライクのチェンジアップを読み切って、思い切りのいいスイングで左中間を突破する走者一掃の逆転タイムリ二塁打
キャンプから仕上がりは悪くなかったはずなんで、これからも光るところを見せてもらいたいね。

逆に深刻なのが福田と京田。
福田は重心が軸足に乗らず、突っ込み気味になっているためバットが出てこない。
キャンプからずっと調子が悪いままであり、調整に失敗した状態でシーズン・インしたような状態やね。
今日は4打数4三振という、これ以上ない無様な結果に終わってしまいました。
また京田は昨季終盤によく見られた、腰が落ちてしまって軸回転できてまへん。
腕だけで合わせにいくようなスイングになってます。
周囲の連中への期待は非常に大きいので、スタメンから外すわけにはいきまへん。
自力で早く復調して欲しいですな。

 

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2018/4/10 ○ vs 東京ヤクルトスワローズ 3-0

開幕ローテーションの若手三人衆は、それぞれ全員とも初回の登板で炎上しましたが、小笠原と笠原は二度目の登板で結果を出しました。
それだけに柳にも同じ期待がかかってたと思うんやけど、奴は先行した二人以上の、素晴らしい投球を見せてくれましたな。
今季の初勝利はプロ入り初完投、そして初完封。
読売投手陣を粉砕してきたスワローズ打線を、緩急で翻弄してたったの2安打しか許さず、実に見事な投球やったと思います。
奴にはストレートのスピードはありまへんが、低めにボールを集める制球力と、タイミングを外す緩いボール、そして空振りを誘うタテの変化球を駆使して、打者に的を絞らせまへん。
松井雅のリードもあったんでしょうが、打者が完全に狙いを外されたというシーンが幾度も見られましたわ。
8回からボールが抜け始め、制球が乱れてきたため、ちょっと心配になったんやけど、3点のリードに守られて最後までマウンドに立ち続けることができました。
奴はドラフト時には、ホークス田中やマリーンズ佐々木と並び称されましたが、実は個人的には一段落ちると思ってたのよね。
しかしこれだけの投球を見せられると、やっぱり素人の目なんてアテにならんと感じます。
今季はエース格になって、大きく飛躍してくれることを期待してますわ。
おめでとう!!

スワローズ先発の原も、柳に負けじと好投してたんやけど、3回に福田に振り逃げを許したところで、精神的に揺れてしまったようですな。
柳の絶妙なバントもあって、一死二三塁のチャンスを迎え、まずは大島が先制タイムリー。
そして二死二三塁となってから、アルモンテが右翼線に決定的な2点タイムリ二塁打を放って、試合の主導権を逃げることができました。
アルモンテはひざ元が得意なんやけど、それを見越したスワローズバッテリーは、そこからボールになるスライダーで奴から空振りを奪いました。
これが素晴らしいボールやったけど、もう一度決め球に使われた時には、ボールゾーンを非常にうまくはじき返して見せました。
これは配球の読みのすばらしさと、打撃技術が合わさった素晴らしい打撃やったと思います。
奴が守るレフトにボールが飛ぶと目をつぶってしまうんやけど、できるだけ致命的なプレーをせず、そして今日のような決定力を見せ続けてくれると嬉しいんやけどね。
頑張ってや。

 

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2018/4/8 ○ vs 阪神タイガース 9-7

勝っただけ。
ひたすら徒労感と不快感の大きい、爽快感のない試合でしたわ。
オープン戦の段階でまったく結果を出せなかったものの、最後に辻褄を合わせてきたということで、開幕を本来のポジションでスタートさせたんやけど、又吉も田島も不安定なところを露呈してしまいましたな。
又吉は先発調整をしてたという経緯はありましたが、だからリリーフなら問題ないのかと言えば、個人的には疑問視してるのよね。
勝負所で、攻撃的に勝負に行けなくなるというのは、奴の二年目にリリーフ失敗を繰り返したシーズンに符合するんやないか。
今後の登板で、それこそリリーフならOK!!っつーところを見せて、安心させてもらいたいんやけどな。
田島は開幕前に何とかかたちだけ整えただけで、奴についてはホンマに復調したのかもっと懐疑的です。
このカードでの二度の登板は、どちらもフラフラなところを見せており、とても安心して切り札を任せられるようには見えまへん。
今日のように連中に試合を預けたのは、シーズン序盤やということで正解やと思いますが、この先も同じ策を続けることは難しい。
(負けが込んでる時に、終盤の逆転負けなんか食らったら、ダメージは倍加しまっせ)
早く連中には復調してもらわんと、チームの骨格そのものを変えることになるかも知れまへん。

アルモンテが4安打4打点と活躍。
決定機にあと一本が出ない連中が並ぶなかで、奴の決定力はチームにとっては貴重な存在になりつつありますな。
スイッチヒッターのため相手投手の左右によって、打撃が左右される要素が少ないこと、ビシエドほど強振するタイプではなくボールにコンタクトできる確率が高いことから、ここ一番でのヒットを打てる可能性は結構あるんやないかな。
打線の中心として期待できるように、なってくれたら有難いとは思うんやけど…。
しかしあの守備力は酷いで。
打球勘が悪いため、一歩目が遅く守備範囲が狭い。
送球でもモーションが非常に大きく、気を抜いたような緩慢なプレーもあるため、走者に無駄な進塁を許してしまう。
ヘタな外野手はなんぼも見てきましたが、奴はもっともヘタクソな部類ですわ。
甲子園球児の方が、よっぽど上手い。
奴による失点を考えれば、最低でも100打点は稼いでもらわんと、その存在はマイナスにしかならんと思います。
それだけの爆発力を示してくれるなら、あんまり文句はないんやけど、さてどうなることやら。

 

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2018/4/7 ● vs 阪神タイガース 1-3

とりあえずジーが使えることを証明してくれたんで、収穫はそれなりにありましたな。
高めに浮いたボールを、大山にツーラン打たれてしまったのは致命的やったけど、制球から崩れる心配はなく、低めボールを動かして打たせていくスタイルは十分NPBで通用しますわ。
しかもNPBではそこそこスピードもある方なんで、三振も取れる。
個人的にはかなり確信を持って期待してましたが、とりあえずひと安心です。
とりあえず今日は、ローテーションの軸が二本揃ったことを喜びましょうか。
ヘタレな打線にはガッカリしたでしょうが、いずれ勝てる『はず』なんで、腐らず頑張ってもらいたいね。

京田はまた敗戦に直結するエラーをしてしまいましたな。
しかも前回同様に、イージーゴロを待ってしっかり捕球して、そこからランニングスローしたら悪送球。
普通なら一番簡単なプレーのはずやのに、足の運びと上半身の動きが合ってないのよね。
ひょっとしたら肩でも痛めてるんやろか。
ちょっと不自然なプレーが続いてるだけに心配やなぁ。

6回に1点返してなお二死満塁で空振り三振、8回一死満塁でサードゴロゲッツーと、福田はええところがありまへんでしたな。
典型的なボールを追いかけるスイングになってますんで、何ぼ右方向を意識しても、始動が早いため引っかけ気味のスイングになってしまう。
振り遅れでもええから、右へ大きいのを打つような強いスイングを続けてみたら、修正されてくるような気がするんやけど…。
奴と京田がノー感じ過ぎて、打線をブツ切りにしてるのが痛いね。
早く復調して欲しいですな。

今日も代打にヒットは出ず、開幕から19打数0安打?
そろそろ仕事してもらわんとなぁ。

 

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2018/4/6 ○ vs 阪神タイガース 3-2

最後のスクイズが正面に転がらなけりゃ、小笠原の今季初勝利は吹っ飛んでたのよね…。
「そこしかない」ところに転がしてくれて、ホンマにラッキーでしたわ(苦笑)。
それにしても…、しっかりせぇ田島。

まぁ、今日は小笠原がヒーローやというのが、衆目の一致するところやろね。
制球がバラついて四球が多く、それが失点にも繋がるなど完璧な調子やなかったと思いますが、調子の上がらん阪神打線をねじ伏せたという印象です。
(糸井のホームランは相手が上手かった)
とくに6回の無死二三塁のピンチを、ロサリオ、福留、大山と決定打を許さず、無失点で切り抜けたあたりは見事でしたわ。
ロサリオのインハイをえぐって、ポップフライに討ち取ったのは見てて痺れた。
開幕戦では大きな挫折を味わいましたが、今季の投手陣の軸と期待されてる若い左腕が、今季の第一歩を踏み出せたことは非常に嬉しいね。
そして、ここから大きく飛躍するとともに、次は広島打線をぶった切るところを見せてもらいたい。
個人的に、今季は奴が、待望久しい本物のエースになってくれると信じてまっせ。

それにしても打線の方は得点がヘタやねぇ。
ヒットに四球と失策で16人も走者を出しながら、生還できたのは三人だけ。
バントできんわ、決定機にバットにも当てられんわ、二塁からワンヒットで生還できんわ、目も当てられん。
今日も福田のタイムリー以外は、相手が勝手にコケてくれただけやもんなぁ。
何と言うても、開幕から代打が揃いも揃って17打数ノーヒットなんつーのも、いったいどうなってるんやと思いますわ。
しっかり走者を動かして、決定機にバシッと打てるような、ストレスフリーな攻撃を見せて欲しいんやけどね。
明日からはどうなるやろか。

 

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2018/4/5 ● vs 読売ジャイアンツ 2-3

今日の松坂の先発登板は、かなり早い段階から報じられてきましたが、一方でオープン戦での登板は芳しいものではありまへんでした。
今季のドラのローテーションは若手の競争が激しく、またエース格の大野雄が復調気配なだけに、誰もが納得するようなかたちで松坂に登板機会が与えられたとは思えんのよね。
なぜ松坂なのか、その答えを是非聞きたかったんやけど…。

さて試合の方はリリーフ陣が頑張ったものの、とくにドラマもなく1点差負け。
例によって大竹を捉えられなかったのが痛かったけど、6回に1点差に迫ってなお一死満塁の絶好機がありました。
ここで大野奨をそのまま打たせたんやけど、2-0からの有利なカウント、九分九厘ストレートの場面で空振り二つ、あげくにセカンドゴロゲッツー。
一戦目でもそうやったけど、中盤の好機で捕手に代打を出さんのは何でや?
読売の豊富なリリーフ陣を考慮すれば、極力早く同点に持ち込まんと勝機はどんどん薄くなる。
しかも大野奨はキャッチングは松井雅に劣り、盗塁はフリーパスであり、フィールドに絶対必要な選手やないと思う。
そう考えるとあそこで勝負に出なかったのは、個人的には納得できんのやけどね。

周平が三試合連続タイムリーを放ったのは収穫やね。
早く上位で奴の打席を見てみたいもんです。

松坂は登板した以上は勝って、皆が望むドラマを見せてもらいたかったんやけど、やっぱり甘かったね。
全体的にボールが高く抜け球も多い内容で、読売打線のミスショットがなければ、もっと失点が増えて序盤でKOされてたんやないか。
この結果だけ見ると、奴の起用理由はますます分からんのやけどなぁ…。
しかしそれ以上に、京田を中心とした守備陣が、思い切り足を引っ張ったのは情けなかった。
やっぱりヘタくそが揃ってるわ。
とりあえず松坂は、少なくとも100球投げられるよう、肩を作ってから再チャレンジしてもらいたいですな。

最初の6試合は1勝5敗でいきなり借金4。
このままシーズン終了まで借金生活が続きそうやけど、とにかく若手投手陣がかたちになれば、今季は収穫ありやと思います。
(そう考えると無理に松坂を使ってる意味がホンマに分からんのやけど)
次の三連戦は開幕カードに投げた三人が起用されますが、連中に今度こそ力を見せてもらいたいね。

 

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