関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

20174/2 ● vs 読売ジャイアンツ 3-6

個人的にドラのエースは、憲伸後はずっと吉見やと思ってます。

開幕三戦目の先発が奴やというのも、開幕から二つ負けた場合の、三連敗阻止のための切り札という首脳陣の信頼の証やったんでしょう。

私もそう考えてましたんで、今日の奴の投球にはかなり期待してたんやけど、見事に撃沈されてしまいました。

オープン戦での最終登板で、奴はゲーム中盤までを支配しながら、終盤で大量失点したことを少々危惧はしてたんですが、それが具現化してしまうとは思わんかったなぁ(ガックリ)。

奴の立ち上がりは良かったのに、中盤で崩れるとまったく粘りなく立て直せまへんでした。

大野に続いて、大黒柱がこんな投球では困りもんやで。

次はビシッと締めてもらいたいねぇ…。

 

それにしても、ドラはまともに守備練習やってきたんやろか。

三本間での挟殺で、三塁走者を追い切れずに時間をかけてしまって、打者走者まで二塁を与えてしまうとか、バント処理でサードが前進すると三塁を空けてしまい、さらに捕手も一塁へ投げて三塁走者・亀井の生還を許して余計な1点を失うとか、かなり全国中継で恥ずかしいところを見せてしまいましたわ。

ちなみにゲレーロはそのプレーの前にも三塁を空けてたし、亀井の生還を許したのは一塁へ投げてしまった気の下にも責任はある。

今さらキャンプをやり直すことはできんけど、休日潰してでも投内連係くらいはしっかり練習してもらいたいね。

 

とりあえず、ええところもありました。

沈黙を続けていたビシエドに初タイムリー、ゲレーロに来日初ホームラン、平田も今季1号、遠藤と京田にヒット、岡田と浅尾がパーフェクトリリーフ。

当面は過剰に価値を望まんようにしますんで、こういう光をたくさん集めて欲しいね。

とにかく遠藤と京田のスタメン固定、そして広島戦での先発投手は小熊や鈴木といった若手とすること、こういう姿勢を強く望みます(山井なんかは二軍でも炎上してるからね)。

今さらベテラン頼りで戦うのだけは、勘弁してもらいたいわ。

 

 

 

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20174/1 ● vs 読売ジャイアンツ 2-4x

今日はスタメン見てゲンナリしたのよね。

ベテラン連中に罪はないんやけど、奴らは昨季の最下位になったメンバーであり、しかも戦力的な上積みが期待できないのよね。

要するにスタメン全体の力量として、他球団に大いに劣ってるメンバーを使うというのは、当然のことながら試合に勝つ確率は低くなるし、そして新戦力が伸びる余地を制限することにもなる。

相手の先発が左腕とか関係なく、昨日結果を出した遠藤や京田は外して欲しくなかったわ。

まぁ、ベンチとしてはできるだけ多くの選手にチャンスを与えて、チーム全員で戦うという姿勢を見せたいんでしょうが、そういう中でも固定すべき選手はいると思う。

今さら荒木は固定べき選手やないと思うんやけどなぁ。

 

最後は田島が打たれて負けたけど、結局のところ最大の敗因はクソ打線、とくにクリーンアップやと断言しますわ。

三人合わせて11打数ノーヒット。

中でもゲレーロは、大島が3安打で何度もチャンスを作ったのに、走者を三度置いて打席に立ってノーヒット。

この2試合で、読売の坂本と阿部が結果を出してるのと比べれば、この連敗も不思議やないというもんです。

ゲレーロはNPBへの適応に時間がかかるとは思うけど、ビシエドと揃って沈黙されると、両外国人頼りの打線の得点力はゼロに近づいてしまうだけに、早くそのバットの威力を見せてもらいたいね。

 

今日は継投機にも問題があったのと違うか。

バルデスを7回表の打席に送り、その裏を続投させたんやけど、そこでピンチを作って又吉へスイッチ。

不運なことにバルデスは7回の打席で出塁してしまい、塁上でスタミナを消耗したのか、読売の下位打線からの攻撃を抑え切れまへんでした。

今日がバルデスの今季初登板であり、いきなりのロングイニングには不安があること、そしてもともと奴は100球前後で投球内容が落ちる傾向があることから、7回に代打を出して又吉をイニングの頭から登板させた方が良かったんやないか?

(つーか、又吉はまたリリーフで使うの??)

欲をかいて後手後手な継投をやったことが、最終的に悲劇のもとになったように思います。

 

明日は吉見でしっかり勝って欲しいね。

個人的には、奴が切り札やと思ってますんで。

 

 

 

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2017/3/31 ● vs 読売ジャイアンツ 2-6

開幕は吉見に任せたいと思ってたんやけど、新監督が選んだのは大野。

オープン戦で圧倒的な投球を見せており、かつ大野自身も立候補してたこともあって、それで正解やと納得してたんやけどねぇ…。

何やの、あれ?

粘りも何もなく、無抵抗にポロポロ失点しやがって!

チームの顔として登板したっつーのに、試合の流れをどんどん悪くする投球するとか、ホンマにないわ~。

阿部の先制ドームランはまだ交通事故として諦めるとして、3回には二死走者なしから2失点。

そんでせっかく打線が2点を返してくれたと思ったら、あっさりすぐに坂本にツーラン食らって計6失点。

4点ビハインドでのチャンスでも、打席を与えられ続投させてもらったうえに、先頭の出塁を許したところで鍵山のビッグプレーが出るなど、散々周囲からサポートしてもらってたいうのに、あの何の執念も感じられん投球はないわ。

昨季の広島戦で、無抵抗に打たれまくった投球より、今日の方が罪深いと思うくらいやで。

ストレートが走らず140kmになかなか届かない。

降板間際には130kmちょっとにまで落ち込んでたほど、今日の出来は悪かったけど、それでも何とか失点を抑えようとして、チームに必死な姿を見せて欲しかったわ。

次に同じような投球をするなら、しばらく奴の姿は見たくありまへん。

 

ビシエドは、オープン戦を通してずっと調子が悪く、タイミングが合ってもゴロしか打てまへん。

ホンマに大丈夫なんやろか。

昨季の長期スランプが春にやってきたということなのか、それともそのまま浮上しないのか…。

 

荒木もさっぱりで弱い当たりしか打てず。

ちょっと今日の打席は見たくなかったわ。

 

しかし、ええところもありました。

京田が腕をたたんで内角を初安打したのに続き、レフトの岡本の不安定なプレーを見て、レフトフライで二塁へタッチアップするクレバーさも見せてくれました。

また遠藤もマイコラスとカミネロの強いボールに対して、二塁打を二本。

課題やった内角もうまく捌いてましたわ。

そして三ツ間、オープン戦からの好調ぶりをそのまま発揮して、打者三人から二つの三振を奪う好投。

このままええところを見せ続けてくれたら、戦力になってくれるかも知れまへん。

 

とりあえず、まだシーズンは始まったばかりです。

明日は新監督が、初勝利を飾れることを期待してまっせ。

 

 

 

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2017/3/30 いざ開幕!

WBCが終わり、そしてオープン戦もすべて消化して、いよいよ金曜日の開幕を待つだけとなりました。

例によってオープン戦でのドラは、全球団中で11位と低空飛行に終始しており、ほぼ漏れなく戦前の順位予想は最下位とされてます。

まぁ、昨季やオープン戦の内容を見れば、そういう評価になるのもしゃーない。

甘んじて受け入れたうえで、少しでもそれをはね返すような戦いをするしかありまへんわ。

 

毎年、どんなに評判が悪くても、私ゃ開幕が目前になるとワクワクしてたもんやけど、今年はWBCで熱が抜けたのか、それとも敗戦必至な状況を諦観してるのか、少々淡々とした気持ちです。

オフでのドラの補強は悪くなかったと思うんやけど、若手が戦力になるところまでは伸びて来てまへん。

かと言って、昨季までのようにベテランを使って成績を維持しても、最下位となった昨季からの戦力上積みは期待できず、維持できる成績は低位安定になるはずです。

それでは未来の暗黒さを増すばっかりですわ。

シーズン前半で最下位を独走しようと、後半での戦力化を狙って、未知数でもポテンシャルの大きい若手を使ってもらいたい。

それにより来季での反抗を楽しみにしたいね。

 

投手陣では、大野と吉見には二桁を期待できると思います。

安定してローテーションで機能してくれそうなメンツは、今んとこ二人のほかには見当たりまへんな。

バルデスジョーダン、若松、又吉、山井、鈴木、(カープ専用で八木)と、小兵の候補者から選ぶしかないんやけど、最後に残ってるのが誰になるやろか。

リリーフでは岩瀬と浅尾が久々に開幕メンバーで揃い、クローザーは昨季に続いて田島をラインナップ。

7回、8回に誰を起用するのか未定やけど、今んとこ祖父江と岩瀬あたりを使うことになるんやろか。

オープン戦での成績を見る限り、三ツ間が面白そうな気がするんやけど。

いずれにせよ現状では、頭数不足が顕著なのは否めまへんが、GW頃に小笠原と柳が加わってくると、かなり戦えるんやないかな(柳は未知数ではあるけど)。

何とか期待に応えてもらいたいね。

 

一方で野手の方は、ゲレーロが大ゴマとして機能してくれるかどうかが、大きなカギでしょうな。

個人的には、奴の方が技術的にビシエドより安定感があると見てるんやけど、外国人だけは夏場まで見ないと分かりまへん。

両外国人が二人で50本塁打、180打点くらい打ってくれたら、かなり楽になるんやけどね。

新戦力としては、京田がかなり戦力になるんやないかな。

三遊間寄りの打球処理に難がありますが、打撃の方は左投手も苦にせず、非常にシュアなスイングをしてますわ。

強く振れば外野を割る打球もありますし、プロに慣れてくるとさらにええところが出て来ると思います。

ドラに足りないスピードという武器もあり、奴はスタメンで起用してもらいたいね。

セカンドに誰を置くかもポイントやけど、開幕はどうやら荒木でスタートするのかな。

しかし溝脇の守備力とスピードも、かなり使えるレベルに達しつつあり、二遊間を京田、堂上、荒木、溝脇の四人で回すことになるかも知れまへん。

捕手は杉山メインやろか。

打撃を考えると木下も面白いんやけど、さてどうなることやら。

 

とにかく、今季は新しいドラゴンズを作ってもらいたい。

谷繁体制は四年を与えられながら、当初から新戦力の育成を怠ったのが、三年目の沈没に繋がったと思ってます。

目先の勝利よりも半年先、一年先の勝利を掴める戦いを見たいもんです。

 

 

 

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2017/3/22 [WBC] 日本終戦

こう言っては何やけど個人的には、予想を超えた侍JAPANの戦いぶりは想像以上やったと思います。

 

菅野、すまんかった。

私ゃ、準決勝を任せるには役者不足やと思って、千賀の先発起用を主張してたんやけど、メジャーの一線級を圧倒するこれ以上ない投球を見せてくれました。

ありがとう(シーズンに入ればまた憎き敵やけど)。

 

そして小久保監督、すまんかった。

読売人脈での監督東洋に始まり、プレミア12での大失敗もあって、監督としての力量には疑問符を突きつけ続けたんやけど、メジャー組や大谷を欠き、さらにメジャー目前の候補生も少ない、戦力不足を感じさせるチームを率いて、よくぞ決勝ラウンドまでコマを進めてアメリカと僅差の試合を見せてくれました。

これで退任するとのことやけど、またどこかで指導者としてのチャンスを得てもらいたいね。

 

正直なところ、マスコミが報道するほど紙一重の試合ではなかったと思います。

菊池の交通事故的な一発で同点に持ち込んだものの、侍JAPANには得点の気配がほとんどなく、アメリカにとっては「いずれ得点して勝てる」という精神的な優位性を保った展開やなかったかな。

「スーパースター」はそれほどいないものの、各チームの一線級が顔を並べ、そして試合を重ねる中で調子も上げてきたアメリカは、完全に格上のチームでしたわ。

それでも最後まで食い下がって見せた侍JAPANは、死力を尽くしてくれたと実感してます。

ホンマにありがとう。

 

 

そして回を重ねるにつれて、WBCがその権威や盛り上がりを増してきたと実感できることも、私は非常に嬉しく感じてます。

宗主国・アメリカ国内はまだまだやけど(WBCはエキジビションらしい)、中南米諸国を中心にメジャー組がめっちゃマジでした。

プエルトリコvsオランダは、第三者から見てもバチバチとした両軍の本気の火花が見えた、野球の魅力が満載の素晴らしい試合でしたわ。

メジャー組がどんどん本気になれば、それに比例して日本が優勝することは至難の業となるでしょう。

しかしそれでええと思います。

そういう厳しい大会で勝ち抜いてこそ、価値がある。

だからこそ、早く出遅れている宗主国にも、本気の本気を見せて欲しい。

「あんなのオープン戦」「ベストメンバーじゃない」とか、せっかく自ら主催している大会の権威を貶めるようなマネは止めて欲しい。

そして明日、彼らが勝ってその価値を知ってもらえたら嬉しいです。

 

次回の大会ではドラの選手が主力を張って、再び優勝する侍JAPANが見られることを楽しみにしてまっせ。

みんな、ホンマにご苦労さんでした!

 

 

 

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2017/3/19 川上憲伸引退

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今朝になって、個人的には結構ショッキングなニュースが目に入って来ました。

落合体制下での黄金期前半をエースとして活躍した川上憲伸が、目指していた現役復帰を諦めて引退すると宣言したとのこと。

おそらく多くのドラゴンズファンにとっては、「今さら感」ありありなニュースでしかないと思いますが、私が長くドラファンをやっててもっとも入れ込んだ選手だけに、感慨深いものがありましたわ。

彼が登板予定の日の私は昼過ぎから緊張し始めて、会社帰りを「マウンド降りるなよ…、勝っててくれよ…」と心臓バクバクさせたもんでした。

打者を圧倒するような投球を何度も見せてくれた中で、05年の千葉マリンで見せた完全試合未遂は、私が目の前で見た投球として最高に興奮した強烈な記憶となってます。

ドラの歴史においてエースは何人かが君臨してきましたが、絶対的エースを感じさせてくれたのは、個人的には今中氏の絶頂期以来と感じてるのよね。

(吉見の安定感は、さらに憲伸を上回ったとも評価してますが)

その彼もついに引退。

きっと優れた指導者になれると思ってますんで、第二の人生でも大輪の花を咲かせてくれることを期待してます。

頑張れ!

 

 

WBCの方は、準決勝の相手が野球宗主国・アメリカと決まりました。

相手がベスト・コンディションならボコボコにされるはずやけど、これまでのWBCでの対戦では怖さを感じることはありまへんでしたが、さて今回はどうやろか。

あのドミニカを下した以上、今回はこれまでの対戦以上のコンディションなのは間違いありまへん。

普通に戦えば粉砕される可能性が高いだけに、とにかく白熱した試合をしてくれたら御の字です。

決勝を意識して力を温存するようなマネは絶対にないように、それだけは意識してもらいたいね。

(だからこそ先発は千賀であるべきやと思うんやけど)

頼むで、侍JAPAN!

 

 

 

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2017/3/13 WBC & オープン戦

オランダ戦は紙一重やったけど、それを勝ち切れたあたりには、精神的な強さを感じさせてもらいましたわ。

従来の日本代表はギリギリの勝負に弱い印象がありましたんで、昨日のようなほとんど極限に近い試合に勝ったことは、日本プロ野球における文化的成長が見られたような気がします。

まぁ、則本が9回二死から同点打されたあたりにはガッカリしたけど、それでも逆転されなかったことを評価すべきかも知れまへん。

…つーか、何で9回が則本なのか、左⇒右⇒右⇒右と並ぶ場面での宮西の起用とか、たかが二次リーグで勝っただけで泣くとか、監督には不満があるんやけどね。

(それにしても菊池のプレーは凄かったわ…!)

とりあえず、強敵揃いの二次リーグを勝ち上がって、メジャーリーガーがずらりと並んだC組、D組の国々と対戦するところまで、何とか全員で頑張ってもらいたいですな。 

 

 

一方の我がドラゴンズ。

キャンプ中の練習試合では快調なところを見せてくれたのに、オープン戦に入ると案の定、負けが込むようになってしまいました。

投打ともに結果が出ておらず、どうにも八方塞がりになってきた感があります。

とくに痛いのは、投手が火だるまになるケースが増えていることやね。

キャンプ時には外国人の加入と若手の成長から、人材が揃ってきたか…と思わせたんやけど、最近は櫛の歯が欠けるように脱落者が出てきました。

それでもまだローテーション候補には、吉見、大野の確定組に、山井、若松の濃厚組、又吉、鈴木、小熊といったボーダーライン組と、頭数だけは残ってます。

ここから開幕まで、何とか誰一人抜けることなく結果を出し続けてくれたら、シーズンへの展望も開けると思うんやけど…。

 

また野手の方は、正捕手争いや、二遊間の組み合わせがポイントになりそうです。

来週のオープン戦では、そろそろシーズン本番仕様の選手起用が見られると思いますんで、今週のオープン戦が見ものやね。

楽しみですわ。

 

 

 

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