関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2017/2/6 キャンプ・イン

いよいよ17年シーズンの前哨戦がスタートしました。

どんなに昨季が陰惨なシーズンだったとしても、もう前を向いて突っ走るだけです。

このキャンプから開幕までの間だけは、ドラの優勝を夢想してもええ時期やからね。

新戦力の力量に胸を躍らせ、若手の成長を日々確認する。

そんで最近はキャンプの実況放送を楽しめますんで、そういう選手たちの現状をチェックできるのが嬉しいわ。

 

ゲレーロの長打力が話題になってますが、確かに遠くへ飛ばせることが確認できたのは良かった。

センターバックスクリーンへドカン!ドカン!と打ち込んでたのは、なかなか壮観な場面やったと思います。

一方で気になるのは、今んとこ遠くに飛ばせてたのが真ん中やや外めに集中しており、それより外角、内角のコースになると凡打かファールになっていたこと。

もう一つは、いい当たりが基本的にセンターからレフトしか飛んでなかったこと。

要するに、よくある外国人の大型扇風機に見えるんやけど…。

まぁ、ちょっと見ただけやから大丈夫かな。

 

即戦力が期待される京田は、守備面ではさすがに堂上には及ばんものの、阿部あたりよりはスムーズ。

打撃の方はコンタクトが非常に上手い。

体力的な部分は分からんけど、技術的には期待通りやないやろか。

 

今年の周平はええかも。

打撃投手の野村に対して、近藤がなかなか芯食った当たりができなかったもんで、野村の出来がええのかと思ってたんやけど、周平がガンガン打ち返してて笑ったわ。

やっぱり一軍半の連中に対しては、圧倒的な実力があるんやな。

 

投手では三ツ間が面白いね。

ボールが動いてて打者が打ち辛そうでしたわ。

 

また個人的に期待の鈴木も、バランス良く投げてましたんで、今んところは順調に見えました。

これからも頑張れ!

 

 

 

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2017/1/31 プロ野球?ドラゴンズ?当サイト?の見られ方

このブログは実はYahoo!!ブログから移転してきたんやけど、あちらのブログには結構細かいアクセス解析機能があって、なかなか興味深いデータになってたのよね。

スマホアプリ廃止がなけりゃなぁ…。Hatenaにはあそこまで細かいデータはないのが残念)

割とはっきりした傾向が出てましたんで、それをどう解釈するべきか考えるのは、少々面白かったりしますわ。

皆さんはどう考えられますかね。

 

データの中身というのは、まずブログへアクセスされる方々の年齢層が、ほぼ40才台と50才台しかおらんということです。

たまに違う年齢層の方もおられましたが、九割以上は40~50才台で占められていました。

もう一つは、これは当たり前かも知れんけど、ここを見られてる方のほとんどが男性やということ。

これがどういう意味を持つのか、答えは割とシンプルのような気がします。

 

まぁ、ここが私というアラフィフのジジイが書いてるということで、これらのデータが示されるのは不思議やないとは思うんやけど、もしそれがすべてやなかったとしたら理由はいったい何なんやろ。

ちょっと気になるのは、プロ野球やドラのコアなファンが、そういう年齢層、そういう性別やないかということです。

Jリーグ発足以来、NPBは若年層のファンをごっそり奪われたと言われてきましたが、その洗礼を受けた30才台以下のアクセスが少ないのは気になりますわ。

また各チームとも女性ファンの獲得に精力を傾けてるところで、まだドラには女性ファンが少ないのか?という危惧も感じたりします。

さっき書いたように、単純にジジイのブログということがその理由であり、もっと若い方や女性が集う場所が別にあるというなら、ちっとは安心できるんやけどね。

 

さて、明日からはいよいよキャンプ・インです。

若い連中がどんだけ伸びてくれるのか、そして新外国人の実力がどんなもんなのか、楽しみに見てみたいもんですな。

 

 

 

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2017/1/16 頑張れ

私の贔屓選手は古くは小松辰夫、少し前では川上憲伸と、右の本格派エースやったんですが、実は現在は鈴木翔太だったりします。

ドラフトで奴が指名された時、高校時代の動画を見て、その藤川球児のようなボールの軌道に魅せられたのよね。

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©プロ野球Players.com

 

悲運の投手・中里ほどのスピードはありまへんが、キレは間違いなく彼を彷彿とさせるものがありましたわ。

そんで入団以来ず~っと奴がブレークするのを待ってるんやけど、二軍での投球を見る限りフォームがなかなか安定せず、最大の武器とされてきた「キレ」も見られなくなって、とうとう昨季は一軍登板すらできなかったように、少々ヤバいスパイラルに落ち込んでしまったようでした。

プロ入り後の三年間で奴は芽を出せず、素材で入団してくる高卒選手の育成はやっぱり難しい、ひょっとしたらこのまま素材で終わってしまうのかも…なんて正直言うと思い始めてたんやけどね。

そうしてガッカリしてた昨秋、奴がキャンプで絶好調やという情報があって半信半疑やったんですが、台湾でのウィンターリーグでも結果を出してくれました。

これは嬉しかったわ~。

新外国人の先発投手獲得が叶わなかっただけに、もし奴が戦力になってくれるならチームにとって非常に大きいからね。

 

昨季の奴は、踏み出す足のステップ、テークバックでの軸足、身体の軸や腕の振りなど、一試合の中でもフォームがバラバラでした。

とくにスリークォーターかと思わせるような腕の振りが多く見られており、あれではタテ回転の綺麗なストレートは投げられないと感じたもんです。

それがこの秋はかなり安定し、身体の軸がしっかり直立してバランスのいい体重移動から、オーソドックスに上から腕を振ってスピンの効いたボールを投げるようになってましたわ。

ストレートに威力が出てきて、さらに上から投げ下ろすことでフォークも生きるようになり、ウィンターリーグ決勝戦では5イニングで9奪三振と素晴らしい投球を見せてくれました。

身体の線がまだ細いのが気がかりなんやけど、何とか今季の戦力になってくれることを期待したいね。

頑張れ!

 

 

 

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2017/1/9 やったるで!

遅ればせながら。

あけましておめでとうございます。

今年も何卒、よろしゅうお願いいたします。

 

ドラに憑りつかれてから四十余年、その中でも最悪中の最悪な2016年シーズンは終わりました。

あのシーズンの出来事は絶対に忘れたらアカンとは思うけど、しかしそれに引きずられるのもアカン。

失敗は繰り返すべきやないけど、ここでチームとしては新たな船出です。

今季は新たなチームで、新たな野球によって勝つ!

それが2017年のドラゴンズなのよね。

 

今季、生え抜きのスター候補として、もっとも期待されるのが福田と周平です。

ここ二、三年、主軸への飛躍を大いに期待された両者やけど、昨季まで今一つカラを破ることができまへん。

一軍の脇役としては戦力に数えられるけど、奴らにはそんな存在は求められてないんやけどね。

そんで奴らが停滞してる間に、チームは一・三塁に外野も守れるゲレーロを獲得してしまいました。

ゲレーロはポジションが奴らと丸被りしてるだけに、その奴らがレギュラーを獲るためには、ビシエドゲレーロの両外国人選手と戦って勝たなあかんわけです。

これについて森監督は、「彼らにはすでにチャンスは与えてきた。後は自分で何とかしろ。」という趣旨のコメントをしたようであり、今季は勝つことを最優先にしてポジションを恣意的に与えることはしないようですな。

これは素晴らしい判断やないやろか。

 

福田はもう今年29才と、決して若くはありまへん。

また周平についても、他チームでは同い年の大卒選手が主力になって後れを取りつつあり、そろそろ特別な存在とは言えなくなってきたと思います。

奴らが今季ブレークするためには、厳しい環境に身を置かせ、自力で周囲を黙らせる活躍を求めるのが一番やないかと思うのよね。

とくに個人的な印象を言ってしまうと、周平の場合はコメントを聞いていても甘さが感じられ、社会に出て五年経過した大人とは思えないところがあります。

結婚して所帯を持ったという責任感もあるでしょうから、人間的に一段成長したところを見せてくれたら、今季は夢を見させてくれるんやないかと期待してるんやけどね。

 

 

奴ら以外の選手も、今季はレベルアップが必要ですわ。

一人でも多く、戦力になってくれることを期待してまっせ。

 

 

 

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2016/12/29 2017年の中日ドラゴンズ

球団80年の歴史の中で、2016年はおそらくもっとも悲惨なシーズンでしたな。

ただ弱いだけではなく球団内の醜い勢力争いまで露呈し、最終的には谷繁監督と落合GMがともに去るという、非常に悲しい結末となってしまいました。

情けないことに身内である親会社が火を付けて、ドラゴンズを焼け野原にしてしまったため、今のドラゴンズはただの弱小というだけではなく球団イメージまでボロボロになってしまい、ファンからも見放されつつあると言っても過言やありまへん。

高木体制のもとで傾いたチームを、谷繁監督と落合GMの夢のタッグで立て直せると信じてたのに、逆にわずかに残されていた

もし来季、生まれ変わったような、ハツラツとした魅力たっぷりなドラゴンズをアピールできなければ、ファンからの支持を取り戻す機会は二度と得られなくなると考えるべきやろね。

だから2017年の勝利は、ドラにとっては目標やなくて義務。

ドラゴンズは必ず勝たねばなりまへん。

 

そしてドラが勝つために一番大切なことは、この三年間で得られなかった「一体感」を取り戻すことやね。

コーチ陣を中心に監督派とGM派に割れていたという話がありますが、ベンチを見ていてもそれが窺える時がありました。

ただでさえ弱いチームが、敵と戦う前に身内で争って一枚岩になれなかったら、負けるのも当たり前やないの。

だからこそ、今季の最悪な勢力争いを経て、さらに来季もレベルの低い争いを続ける奴がいるなら、それが誰であっても容赦なくクビを切らなアカン。

監督とGMを排斥してまで球団を動乱から守ろうとしたんやから、背広組からユニフォーム組までの全員が勝利に向かって一丸となる、火の玉となって戦う集団に何としてでも戻らなアカンのよ。

それができて初めて、他チームと戦えるスタートラインに立てるのよね。

敵は身内やない。

カープであり、ジャイアンツであり、ベイスターズ、タイガース、スワローズや。

全員がそのことを身体中で理解してもらいたいわ。

 

重ねて言いますが、来季がドラにとって最後のチャンスかも知れまへん。

多くのファンに見捨てられんように、文字通り死にもの狂いで戦ってくれ。

微力ながら、私も最後まで後押ししまっせ。

頑張れ!

 

 

 

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2016/12/12 ドラフト1位・柳 裕也(明治大)

180cm/80kg/右投右打/遠投100m/50m走6.4秒

投げても、打っても、走っても、守っても、全部が人材難なドラの現状では、どこから補強するかが大きな問題やね。

ドラフトでは限られた人材を全球団でシェアしないとアカンし、外国人を補強するにも予算の問題がある。

しかしこういうドン底にある、弱くて何もないチームが強くなるには、とりあえず投手から補強するのが最優先でしょうな。

そういう意味で、今季の目玉であった田中君、佐々木君、柳君や、今井君あたりの誰をドラが指名するのかが注目されましたが、最終的には柳君を指名してクジ運にも恵まれて交渉権を獲得できました。

 

球団としては、やっぱり素材的に一番と目された田中君を指名したかったようですが、来季の反抗で確実に戦力になってくれる投手としては、ケガ明けというフィジカルに不安があったようで指名を回避。

二番手である佐々木君も複数球団からの指名が確実ということで、確実な選手で確実に交渉権を得るために、柳君を指名したというのが真相やないかと思います。

そういう意味で、即戦力かつ一年目から二桁勝利を狙える投手の獲得に成功し、さらに2位でも即戦力遊撃手を確保した今回のドラフトは、かなり高評価できるのと違うかな。

 

それでは早速、今季のドラ1である柳君について、その投球ぶりへの感想を書いてみたいと思います。

 

最速150kmのストレートと落差のあるカーブを軸として、制球良く投げ込む投球スタイル。

大学リーグでは常に投球回数を上回る奪三振数を誇り、かつ与四球数はむしろ少ないという安定した投球内容を見せてきました。

ただしドラフト前にビッグ3である田中君、佐々木君、柳君の動画を見比べてみたんやけど、結論から言えば投げる能力としては個人的に柳君は三番手やという印象でしたわ。

もっと言えばスワローズに2位指名された、同じ明大である好調時の星君と比較しても、柳君の方が優れているという印象は持ってまへん。

最速150kmと言っても、常時投げているのは140km前後であり、力を入れたボールが140km台半ばをやっと超えて来る程度であることから、単純な投げる能力(球威あるボールを投げる)だけで見れば、ドラ1クラスとしては突出したものは少ないように思います。

 

しかし彼の持ち味は、打者との駆け引きや試合展開を読む能力やないかな。

あちこちで言われている彼への評価は「安定感」であり、決して試合を壊さないというのは非常にタフな投手やないかと思います。

調子が悪くても試合を作ってしまう、そういう投げるボールに表れないメンタルと頭脳が、彼の一番の武器なんでしょう。

問題はその強みをプロレベルでも発揮できるのかどうか、になるでしょうな。

 

気になるのは、右肩下がりの投球フォームです。

ドロンとした大きなカーブを投げるには必要な投げ方かも知れんけど、リリースが早くなりがちになるため、本来ならボールが高めに浮いたり、制球が乱れやすくなるはずです。

おそらく腹筋と背筋が強いんでしょうが、それを前でリリースできるために、そういう面を見せてないのと違うかな。

しかし長丁場のプロのシーズンを戦う中で、疲労が蓄積してくるとこれらの懸念が顕在化する可能性はあるかも知れまへん。

 

先輩の川上憲伸のような、スーパーエースになる素材ではないかも知れまへんが、ローテーション三番手で安定して投げる存在になるというのが、私の彼に対する予想です。

この予想を大きく上回るような活躍を見せてくれるなら、こんなに嬉しいことはありまへんので、是非頑張ってもらいたいですな。

 

 

 

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2016/12/5 ドラフト2位・京田 陽太(日大)

184cm/80kg/右投左打/遠投100m/50m走5.9秒

ドラの二遊間は長くアライバのコンビで不動やったけど、井端が読売に去り、荒木の衰えが顕著になると、後継者不在という実態がクローズアップされてしまいました。

今季は堂上がショートに定着したかのように見えましたが、終盤は阿部との併用となってしまい、来季は再びレギュラー争いからスタートすることになりそうです。

このようにチームの守備を固めていくために重要な、センターラインでポジションが確定しているのは大島だけという現状だけに、今回のドラフトで二遊間の有力野手を指名することは絶対条件だったのよね。

そのチームの浮沈を握るような、非常に重要な人材として指名した京田君とは、いったいどんなプレーヤーなんやろか。

 

中京大の吉川君とアマのナンバーワンを争うという、走攻守の三拍子が揃ったショートストップ

私ゃドラフト前に吉川君の動画を見て、そのアクロバティックなプレーなら人気が出るやろなと思ったんやけど、吉川君を華麗と表現するならこの京田君は軽快、堅実というところやろか。


ここでアピールすべきは、大学日本代表における正遊撃手は、吉川君を二塁に追いやった京田君やったということやね。

ここから考えれば、ショートとしては京田君の方が優れていると、言うこともできるの「かも」知れまへん。

 

四年秋シーズンでは、13試合で11盗塁したという足も魅力です。

ドラの打線には機動力のあるレギュラーが大島だけという惨状であり、もし彼が二遊間のどちらかに定着できれば、チームとして大きな武器を得ることになりますわ。

ただし走力の割に、打撃時の一塁到達タイムが4.0秒というのは、やや物足らん数字です。

強くスイングし過ぎてるんやろか?

 

彼の場合、守備と走塁では間違いなく即戦力なんやけど、課題があるとしたら打撃やないかな。

一部リーグを戦った三年秋、四年春シーズンでは、打率は.259、.261と目立った結果を見せられず、四年秋にようやく.328を打ってリーグ9位に食い込みました。

大学レベルにおいて、プロでも通用するところを見せるには、やはり打率タイトルを争うくらいの結果は欲しかったところ。

プロ入り後にどこまで適応できるかどうか、注目したいですな。

四年春のフォームを見る限り、強く振らずにコンタクトする打撃なんやけど、どうやら夏ごろに打撃改造を行ったらしく、四年秋にはややフォローが大きい中距離打者のスイングになったような気がします。

将来的にOPS.800前後を安定してマークしてくれるようになれば、チームとしては万々歳なんやけどね。

2017年のドラの浮沈を握る一人として、彼を注目したいですな。

 

 

 

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